日  時:平成28年11月5日(土) ~ 6日(日)  

場  所:秋田県秋田市 アキタパークホテル          

出席者数:88名

 

東北ブロッククラブネットワークアクション2016が東北各県のクラブ関係者88名の参加のもと、秋田市で開催されました。

 1日目は共通プログラムで、「地域スポーツクラブへの障がい者スポーツの導入」のテーマで、障がい者スポーツ協会からの情報提供と秋田県内のクラブからの事例報告が行われました。情報提供では、障がい者にとってのスポーツ意義、障がいの程度に応じた指導の際の配慮点、具体的な種目等について詳細な資料のもと説明がされました。

事例発表では、障がい者スポーツ協会から事業委託を受けてプログラムを実施したクラブからの事例報告がなされました。実際に実施したクラブのみが知り得る情報もあり、今後、同様の事業展開を目指すクラブにとっては有益な情報でありました。

 協議会では「クラブと関係団体との連携」というテーマで3県のクラブから事例発表がなされました。福島県からは県SCの佐藤理事長が、東北では初となる連絡協議会の法人化の意図、今後目指すべき方向性について発表しました。各県の協議会がその役割を試行錯誤している中、明確なビジョンをもって協議会が機能していく一つの方法として法人化は注目されていることを実感しました。また、青森県からは、総合型に限らず地域のスポーツ団体が連携・協力して地域活性化を図る具体例についての報告がありました。地域における各スポーツ団体の目的は様々でありますが、それらをつなぎ、機能させる媒体として総合型スポーツクラブが活躍することにより、地域における総合型の存在意義がさらに高まっていくのであろうと感じました。

 

 

本県SCについて事例発表する県SC 佐藤理事長

2日目は始めに秋田県内のクラブから自立するための実践例について発表がなされました。行政・地域団体との連携、人材の発掘等、どのクラブでもすでに取組みがなされていることが中心でありましたが、クラブが事業計画を立て、行政を含めた地域の各種団体を巻き込んで事業化していくクラブ運営側の情熱と努力がすばらしいと感じました。「クラブは人である。」を改めて実感しました。

 グループデスカッションは4つのグループに分かれて行われました。「財政的な自立」をメインテーマにしたグループでは、各県から集ったクラブ関係者からクラブの実情・具体策等が報告されました。多くのクラブがtoto助成への依存度が高い現状があり、そこから自己財源率を上げていくために、会費等の値上げ、新規会員の獲得、行政からの事業の受託等へ取り組んでいる様子が分かりました。なかなか思うように進まない現状もあるようでしたが、その中でも思い切った方策(会費の倍増・行政への働きかけ等)を展開し安定したクラブ経営をしているクラブもあり、それらの事業例はアフターtotoへのヒントとなるものでした

グループ協議をコーディネートする半澤クラブアドバイザー

 2日間のネットワークアクションを通して、他県のクラブもさまざまな課題(クラブを持続させる安定的な財源の確保、クラブが回る仕組み構築のための人材の確保等)を抱え、試行錯誤していることが分かりました。真新しいことをしているクラブは少なかったですが、安定経営をしているクラブは「地域のためにできることはないか。」を常に考え、旧来の手法にとらわれない事業を計画し、その思いを行政を含めた地域の各種団体に熱く語り、働きかけていました。「クラブや地域を変えていくのは人であり、その情熱である。」ことを改めて感じました。

情報交換会では、県ユニオン中島道男前会長が長年の功績により表彰されました。